こんなに寝て大丈夫?長時間寝る赤ちゃんの気をつけておきたい5つのポイントと授乳のコツ

赤ちゃんの中には寝ることがとても上手な赤ちゃんもいます。「なかなか寝てくれなくて、やっと寝たかと思ったらすぐ起きて大変…」というママからすると、羨ましいですかもしれませんが、「こんなに寝ていて大丈夫?」と心配になることもありますよね。それぞれ人には特性があるように、赤ちゃんの個性も十人十色です。性格や外見が違うのと同じように、睡眠にも個性が現れます。全然寝ない赤ちゃんもいればよく寝る赤ちゃんもいますし、寝ぐずりする赤ちゃんもいれば、寝起きにぐずってしまう赤ちゃんもいるのです。

一般的に、赤ちゃんに必要な睡眠時間は、以下のように言われています。

・生後0〜1ヶ月…16〜17時間 1日の大半を寝て過ごしますが、昼・夜の区別はなく、睡眠・授乳・オムツ替えを2〜3時間おきに繰り返します。
・生後1〜3ヶ月…14〜15時間 生後3ヶ月頃から体内時計を調整するホルモンが分泌され始めるため、日中の昼寝と、夜の就寝という風に、少しずつリズムが整ってきます。
・生後3〜6ヶ月…13〜14時間 この時期になると、ぐっすり眠れるノンレム睡眠の時間が増えてくるので、夜に6時間ほど続けて眠る赤ちゃんもでてきます。
・生後6〜12ヶ月…11〜13時間 昼夜の区別がしっかりつくようになり、お昼寝の回数も減ってくる時期です。
・生後1歳~3…1112時間 成長のためにも睡眠は必要なので、1歳を過ぎても睡眠時間は生後612ヶ月とほぼ変わりません。

ただし、これはあくまでも目安です。「うちの子寝すぎかな?」と思っているママも、その子の個性と捉えて過度に心配しないようにしましょう。1日の半分以上の時間を寝ている赤ちゃんですが、赤ちゃんがこんなに寝るのにもちゃんと理由があり、『成長ホルモン』が大きく関わっていると言われています。1歳になるまでに体重が約3倍、身長が約1.5倍にもなる赤ちゃん。ビックリするくらいの速度で大きくなる赤ちゃんですが、その成長のためには大量の『成長ホルモン』が必要となってきます。成長ホルモンは寝ている時に多く分泌されることから、赤ちゃんはよく寝るのです。『寝る子は育つ』という言葉も、このようなところから言われているのでしょう。

気をつけたい5つのポイント

よく寝ることそのものには問題ありませんが、あまりにも長時間寝ている時には気をつけておきたい5つのポイントもあります。

◆ちゃんと呼吸できているか

何かの拍子で毛布や布団などが顔にかかってしまい、赤ちゃんが窒息してしまう…という危険性もあります。寝ている時もこまめに様子を見るようにしましょう。

◆おしっこが出ているか

赤ちゃんがずっと寝ている時に一番注意したいのが脱水症状です。脱水症状を防ぐために勧められているのが、4時間おきの授乳ですが、よく寝る赤ちゃんだとできない場合もあります。そんな時はおしっこをしているかチェックしてください。おしっこの回数が少ないと感じた時は脱水症状を起こしている可能性がありますので、授乳してあげるようにしましょう。

体重が増加しているか

睡眠時間が長い赤ちゃんで心配なのが、授乳回数が少なくなることにより、体重が増えないことです。体重の変化は赤ちゃんの成長ぶりを判断できる目安の一つです。体重がしっかり増えているかもチェックしましょう。

◆黄疸反応が出ていないか

黄疸反応が出ている赤ちゃんは疲れやすく、よく寝る傾向にあることから、黄疸反応が出ていないかも確認しましょう。黄疸反応が出ている場合は新生児肝炎症候群や溶血性黄疸なども疑われますので、すぐに受診するようにしましょう。

◆SIDS(乳幼児突然死症候群)に要注意

乳幼児突然死症候群は、赤ちゃんが寝ている間に呼吸が止まってしまうことで、うつ伏せ寝や暖めすぎなどが原因に挙げられますが、はっきりした原因が分かっていません。アメリカの疾病対策センターの報告によると『SIDS(乳幼児突然死症候群)』は睡眠中の発生が圧倒的に多く、夏季より冬季の方が発生しやすいとも言われていますので、寝ている時も様子を見るようにしましょう。

気をつけておきたい5つのポイントの中でも紹介しましたが、長時間寝ている赤ちゃんはしっかり体重が増えているかをチェックしておく必要があります。睡眠も個性なので寝かせてあげましょう…と言っても、寝ている時間が長いと授乳回数が少なくなり、成長に影響が出てしまう可能性もあります。寝すぎても体重がきちんと増えていれば問題ありませんが、体重が増えないような場合は起こしても授乳するようにしましょう。

上手に授乳できるコツのご紹介

ここでは、ずっと寝ている赤ちゃんも、上手に授乳できるコツをご紹介します。

1、『乳首を口に含ませてみる』

新生児の場合は、口周りを刺激すると条件反射的に口にくわえて吸おうとします。眠っていても無意識に吸うこともありますし、吸っているうちに目が覚めることもあるようです。

2、『レム睡眠を見計らって起こす』

乳首を口元に持っていっても吸わない場合は起こしてしまうのも一つの方法です。ただし、深い眠り(ノンレム睡眠)の時に起こしてしまうと不機嫌になってしまうので、浅い眠り(レム睡眠)の時に起こすようにしましょう。レム睡眠の見極め方として、【手足を動かしている】【まぶたの下で眼球が動いている】【口を動かしている】などの特徴があります。このレム睡眠の際に足裏をくすぐったり、電気をつけたりして起こしましょう。その他、『母乳・ミルクの量を多くする』という方法もあります。気持ち良さそうに眠っている赤ちゃんを起こしたくないという場合は、一度の授乳の量を多くしてみるのもいいかもしれません。しっかり栄養がとれていれば問題ないので、多めに飲んでくれるようであれば、量を多くしてみるのも1つの方法です。

また、赤ちゃんへの授乳回数が減ることで、ママの体にも影響があります。授乳をしないことで、乳房が痛いくらいに張ってしまう人も。悪化すると乳腺炎に進行してしまうので、搾乳をしたり、氷をタオルに包んだもので冷やすなど対策しましょう。

最後に

赤ちゃんの睡眠時間は個人差が大きいため、周囲の子と比較して過度に心配しないようにしましょう。正しい知識を持って、赤ちゃんの睡眠を見守りたいですね。

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