赤ちゃんの発熱40℃ 知っておきたい流行性疾患

寒い時期になると、風邪をひいたりインフルエンザが流行したりと、いたるところで様々なウイルスが蔓延していて、赤ちゃんがいるママにとって怖い季節ですね。冬にインフルエンザが流行するのは有名ですが、他にも赤ちゃんがかかりやすい、インフルエンザのように40℃前後の高い熱が出る病気がたくさんあります。急に高熱が出てママが大慌てにならないように、今回は赤ちゃんの40℃の高熱についてと、赤ちゃんによくある流行性疾患を2つご紹介していきます。

■赤ちゃんの40℃の高熱■

40℃という赤ちゃんの急な高熱。赤ちゃんの発熱はよくあることですが、40℃という高い熱が出るとやっぱりママはびっくりしてしまいますよね。こんな高い熱が出て脳や身体は大丈夫なのか、などママは不安で仕方なくなりますよね。

赤ちゃんが高熱を出しても、ママはまず落ち着きましょう。大人が40℃の熱を出すと重度である場合が多いですが、生後3ヶ月以降の赤ちゃんならば、熱が高いからといって病気が重度というわけではありません。そしてママが最も心配になる高熱による脳や身体への影響ですが、もし40℃の熱が出たとしても、熱が原因で脳や臓器に障害をきたすということはありません。また熱が高いときには痙攣を起こさないかも心配になりますよね。赤ちゃんの痙攣で最も多いのが、熱があり痙攣が起こる熱性痙攣というものなのですが、熱性痙攣で脳に影響することは非常に稀です。また短時間の痙攣だとしたら脳に後遺症をきたすこともありません。高熱が出たとき、痙攣を起こしたときには、慌てないように心構えておくことが大事ですね。

赤ちゃんは月齢や年齢が低いほど体温が高いため、40℃の高い熱を出していても平気そうに元気にしている子もいます。こんなに熱が高いのになんで?と思うママもいるかと思いますが、赤ちゃんは体温調整機能が未熟なこともあって、環境温度によって体温も左右されるので、室温や服装を調節してあげるだけで熱が下がる場合もよくあるんです。40℃の高い熱を出しているとき、重度の病気の場合だとしたら、母乳やミルクの飲み具合や赤ちゃんの機嫌が、非常に悪いなどという発熱以外のサインが必ずあります。なので上記のようなサインがなく、特に元気そうな場合はまず赤ちゃんの環境温度を調節してみてください。赤ちゃんの体調の変化は発熱だけではなく、その他の症状や、普段との様子が違いを感じ取ることが重要になってきます。ママは普段からしっかり赤ちゃんの観察をしておくといいですね。

■赤ちゃんによくある流行性疾患■

ではここから、インフルエンザ以外に高熱を伴う赤ちゃんによくある流行性疾患2つご紹介していきます。

1、突発性発疹

主にママからもらった免疫体が減少してくる生後4.5ヶ月から2歳までの赤ちゃんがかかるウイルスによる発疹性の感染症です。突発性発疹の原因となるウイルスはヒトヘルペスウイルス6とヒトヘルペスウイルス7の2種類あり、ヒトヘルペスウイルス6の感染によるものが多いです。大人の唾液中にヒトヘルペスウイルスが排泄しており、大人から唾液を介してうつるといわれています。

突発性発疹になると多くの場合、何の前触れもない突然の40℃前後の高熱から始まります。高熱が3日ほど続き、熱が下がるとともに全身に赤い発疹が現れます。発疹は痛みも痒みもなく、3.4日かけて徐々にひいていき、綺麗に消えていきます。突発性発疹は他の子にうつったりするような病気ではなく、完治までにこじれることは少ないですが、高熱が続くため、まれに熱性痙攣を起こすことがあります。

赤ちゃんにとって生まれて初めての発熱が突発性発疹となることが多いので、ママも大慌てしてしまうかもしれません。突発性発疹は高熱の割に比較的赤ちゃんは機嫌が良かったり、元気にしていることが多く、むしろ熱が下がり、発疹が現れるころに機嫌が悪くなることが多いです。突発性発疹は特に治療がなく、抗生剤も必要ありません。基本的にはお家で安静に過ごしましょう。お家で看病する際のポイントとしては、高熱の時には、赤ちゃんが気持ちいい程度に氷まくらなどで頭を冷やしてあげ、また発熱と発疹以外に下痢になることがありますので、脱水に注意し、水分補給をこまめしましょう。

2、麻疹

麻しんウイルスで起こる感染力が強い病気です。予防接種を受けてない子や免疫のない子が麻疹にかかっている子に接触すると間違いなく感染すると考えた方がよいと言われるほど、感染力が強いです。麻疹は、空気感染、飛沫感染、接触感染と様々な方法でうつります。潜伏期間は10日から12日で、感染するとほぼ100%発病するでしょう。また麻疹は中耳炎や肺炎、脳炎などの合併症を起こすこともあるので要注意です。

麻疹に感染すると、はじめの2.3日は発熱とともに咳や鼻水、目やにがでるので、普通の風邪と区別がつかないかもしれません。その後いったん熱は下がりますが、すぐに再び発熱し、40℃前後の高熱が出ます。その再発熱と同時期に全身に赤いの発疹が現れます。発疹の大きさは様々、痛みや痒みはありません。この時期に口腔内にコップリック斑という白い斑点ができますが、これは麻疹だけにみられる特徴的な症状です。順調にいけば3.4日で熱は下がり、発疹は赤色から褐色に変わり、やがて消えていきます。

生後3.4ヶ月ころまでの赤ちゃんは、ママからもらった免疫体のお陰で麻疹に感染しません。しかし免疫体は徐々に減少し、生後6.7ヶ月までは感染する可能性は少なく、麻疹になったとしても軽症で済みます。生後8ヶ月にはママからもらった免疫体がほとんどなくなっているので、この1歳前後の赤ちゃんが感染しやすくなります。しかし麻疹は予防接種を受けていればほとんど感染を防ぐことができる病気です。1歳になったら、できるだけ早めに接種するようにしましょう。

麻疹に感染した場合、特効薬はありません。基本的には症状に応じて解熱剤や消炎鎮痛剤、咳止めなど使うといった対症療法になります。お家で看病するにあたってのポイントとしては、高熱の時には、氷まくらなどを使って赤ちゃんが気持ちよい程度に頭を冷やしてあげてください。そして食欲がなくなるので、消化のよい口当たりの良いものを欲しがるだけ与え、また脱水に注意し、水分補給をこまめにしましょう。麻疹は治るまで合併症が怖いので、定期的に体温を測り、しっかり経過観察をしましょう。

 

■まとめ

今回は突発性発疹と麻疹についてご紹介しましたが、赤ちゃんによくある流行性疾患はまだまだたくさんあります。生まれたての赤ちゃんは、ママからもらった免疫体により守られていますが、成長とともに免疫体がなくなっていき、そのころに病気にかかりやすくなるということがわかりましたね。なので予防接種があるものは、応じた月齢・年齢になった時点で早めに接種し、感染を予防することが大事ですね。

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